代表ご挨拶

弊社の創業は1933年(昭和8年)。「Okuyama Service」という日刊英文通信の発行が事業の始まりでした。1947年(昭和22年)に株式会社東京ニュース通信社を設立。以来、70年の間に4つのビジネスチャンスを経て事業を拡大してきました。1つめは戦後の復興期から高度成長期の海運業隆盛の折に会社の柱となった新聞事業(創業時の伝統を引き継いだ日刊英字新聞等の発行※現在は休刊)。2つめは1960年代に入ってテレビの普及とともに大きく会社を伸張させた出版事業(『週刊TVガイド』、『TV Bros.』等テレビ情報誌やムック等の発行)。3つめは1970年代半ばからアウトソーシングのニーズに応えて公共性と社会的貢献度を高めた配信事業(新聞のラジオ・テレビ番組欄の制作および配信)。そして4つめは、21世紀を象徴する技術革新、デジタル化の波に乗ったデジタルコンテンツ事業(インターネット、モバイル、CATV向け各種デジタルコンテンツの提供)。

いずれの事業も、社会全体の時流に乗っただけでなく、革新的で創意と工夫に満ちており、創業時からの一貫した『独自性と高度な内容を追求し、常に業界の先駆としての役割を果たす』という確固たる経営理念に基づいています。

現在、弊社は前記の事業において培ってきた情報編集力と業界からの信頼関係を基に、様々な周辺事業への拡大に取り組んでいます。今こそ、従来の方法論の踏襲だけではなく、発想の転換、新しい試み、挑戦する心が求められているのです。同時に、異業種間での提携や、新事業分野への進出といった積極策を押し進め、事業内容の更なる拡充を目指してまいります。

2017年に設立70周年を迎えた弊社ですが、常に初心を忘れず情報産業の一翼を担っているという社会的責任を十分に自覚し、お客様だけでなくすべてのステークホルダーの皆様の信頼を揺るぎなきものにするよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。

株式会社東京ニュース通信社 代表取締役
奥山 卓