第13回向田邦子賞
mukouda kuniko award
第13回受賞者
- 受賞者
- 鎌田 敏夫(かまたとしお)
- 受賞作品
- 「29歳のクリスマス」
作品データ
- 放送日・放送局
- 1995年10月20日~ 全11回放送(フジテレビ系)
- 脚本
- 鎌田敏夫
- 演出
- 鈴木雅之ほか
- 出演
- 山口智子、柳葉敏郎、松下由樹、水野真紀ほか
- 受賞の言葉
- 向田さんとは3回お会いしたことがある。今回の受賞はしっかりした姉から不良の弟が褒めてもらった感じです。
- 授賞理由
- 時代に生きる若い女性を巧みにキャラクター化してとらえた作風は、テレビドラマの大切な局面を代表しているものである。常に時代のキャラクター化を試みてきており、その一頂点となっている。
- 選考委員
- 大森幸男(放送評論家)/ 佐怒賀三夫(放送評論家)/ 遠藤利男(NHKエンタープライズ21社長)/ 早坂暁(作家)/ 寺島アキ子(作家)/ 久世光彦(演出家)/ 深町幸男(演出家)/ 堀川とんこう(プロデューサー)/ 野沢一浩(弊社TVガイド編集長)
受賞者プロフィール
- 生年
- 1937年8月1日
- 経歴
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旧朝鮮・京城生まれ。早稲田大学経済学部卒業。
大学卒業後、シナリオ研究所に学び、卒業制作で書いた青春ドラマがきっかけで、脚本家・井出俊郎氏に弟子入り。1967年、「でっかい青春」(日本テレビ)でデビューを果たし、その後「おやじとオレと」(1969年 日本テレビ)、「サインはV」(1969年 TBS)、「おれは男だ!」(1971年 日本テレビ)、「太陽にほえろ!」(1973年 日本テレビ)などで活躍。そして1975年、「俺たちの旅」(日本テレビ)で青春ものの決定打を放ち、脚本家としての地位を不動のものとする。以来、各ジャンルで活躍するが、1983年には「金曜日の妻たちへ」(TBS)で金妻ブームを巻き起こし、1997年には「職員室」(TBS)で現代の学校教育を真正面から見据えるなど、常に時代と向き合って取り組むその姿勢は今も変わらない。主な作品は、「飛び出せ!青春」(1972年 日本テレビ)、「われら青春!」(1974年 日本テレビ)、「俺たちの勲章」(1975年 日本テレビ)、「俺たちの朝」(1976年 日本テレビ)、「俺たちの祭り」(1978年 日本テレビ)、「青春ド真中!」(1978年 日本テレビ)、「十字路」(1978年 NHK)、「あさひが丘の大統領」(1979年 日本テレビ)、「天皇の料理番」(1980年 TBS)、「男女七人夏物語」(1986年 TBS)、「男女七人秋物語」(1987年 TBS)、「その気になるまで」(1996年 TBS)、「冬の蛍」(1997年 NHK)、「ピーチな関係」(1999年 日本テレビ)、「武蔵 MUSASHI」(2003年 NHK)、「ふたつの祖国」(2005年 日本テレビ)、「マグロ」(2007年 テレビ朝日)、「ジュテーム~わたしはけもの」(2008年 フジテレビ)、「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋」(2012年 TBS)、「家族が家族であるために」(2012年 TBS)、「スケート靴の約束~名古屋女子フィギュア物語~」(2013年 テレビ東京)ほか。