第14回向田邦子賞
mukouda kuniko award
第14回受賞者
- 受賞者
- 筒井 ともみ(つついともみ)
- 受賞作品
- 「響子」、「小石川の家」
「響子」作品データ
- 放送日・放送局
- 1996年1月8日放送(TBS系)
- 脚本
- 筒井ともみ
- 演出
- 久世光彦
- 出演
- 田中裕子、森繁久彌、小林薫、洞口依子ほか
「小石川の家」作品データ
- 放送日・放送局
- 1996年1月1日放送(テレビ東京系)
- 脚本
- 筒井ともみ
- 演出
- 久世光彦
- 出演
- 田中裕子、森繁久彌、田畑智子、渡辺美佐子ほか
- 受賞の言葉
- 賞というものはいつどのように頂いても嬉しいものですが、今回は特に嬉しく思っています。
- 授賞理由
- 原案はあるが、二編とも人物と周辺世界の書きこみに鋭くて繊細な美意識が見られ、その現代を照射する感性的、かつ入念な作風はオリジナリティがある。
- 選考委員
- 大森幸男(放送評論家)/ 佐怒賀三夫(放送評論家)/ 遠藤利男(NHKエンタープライズ21社長)/ 早坂暁(作家)/ 久世光彦(演出家)/ 寺島アキ子(作家)/ 深町幸男(演出家)/ 堀川とんこう(プロデューサー)/ 市川森一(作家)/ 野沢一浩(弊社TVガイド編集長)
受賞者プロフィール
- 生年
- 1948年7月10日
- 経歴
-
東京都出身。成城大学国文科卒。
3歳から始めたバイオリンで生活をしていた元スタジオミュージシャン、という異色の経歴を持つ。24歳のときに結婚を勧められ、それから逃れるためにシナリオ研究所へ入る。その後、叔母の女優・赤木蘭子のツテを頼り脚本を本格的に勉強する。1976年、アニメ「ドンチャック物語」(テレビ東京)で脚本家デビュー。以降、多数のアニメ作品を手がけ、ドラマは「必殺仕事人」シリーズ(テレビ朝日)や「江戸の牙」(1979年 テレビ朝日)の後、1983年には「東芝日曜劇場」(TBS)のレギュラー作家となる。「家族ゲーム」(1983年 TBS)、「脱兎のごとく 岡倉天心」(1985年 NHK)、「あ・うん」(2000年 TBS)など、"気の合う人とやりたい仕事をする"のポリシーで、寡作ではあるが秀作を物している。主な作品は、「あまく危険な香り」(1982年 TBS)、「離婚テキレイ期」(1984年 TBS)、「まんだら屋の良太」(1986年 NHK)、「追う男」(1986年 NHK)、「ばら色の人生」(1987年 NHK)、「男たちのフツーの週末」(1988年 TBS)、「怪談・花屋敷」(1991年 フジテレビ)、「もうひとつの心臓」(1997年 NHK)、「夏目家の食卓」(2005年 TBS)、「兄帰る」(2009年 WOWOW)ほか。