第30回向田邦子賞
mukouda kuniko award
第30回受賞者
©岩井泉
- 受賞者
- 岩井 秀人(いわいひでと)
- 受賞作品
- ハイビジョン特集ドラマ「生むと生まれる それからのこと」
作品データ
- 放送日・放送局
- 2011年8月27日放送(NHK BSプレミアム)
- 脚本
- 岩井秀人
- 制作統括
- 出水有三
- 演出
- 渡辺哲也
- 音楽
- SAKEROCK
- 出演
- 柄本佑、関めぐみ、愛華みれ、国生さゆり、鶴見辰吾ほか
- 語り
- 風間杜夫
- 授賞理由
- 他者との関係を線引きし極度に限定化することを理想とする奇妙なカップルが、デキちゃった婚をするまでの風変わりな日常を、軽妙で首尾一貫した会話劇に仕立てた筆力には脱帽である。ナンセンスと見紛うセリフのやりとりに現代の空気とエスプリが溢れている。本賞に値する作劇である。今後もテレビドラマ界に新風を吹き込む作品を書いて頂く期待も込め、向田邦子賞を贈ります。
- 選考委員
- 池端俊策(第3回受賞者)/ 冨川元文(第10回受賞者)/ 大石静(第15回受賞者)/ 岡田惠和(第20回受賞者)/ 井上由美子(第25回受賞者)
受賞者プロフィール
- 生年
- 1974年6月25日
- 経歴
-
東京都出身。桐朋学園大学演劇科卒業。
2003年に劇団「ハイバイ」を旗揚げし、脚本・演出・出演を担う。自伝的要素を含んだ作品が多い点が特徴。2007年より、平田オリザ氏の「青年団」演出部に所属。代表作は、「ヒッキー・カンクーントルネード」(2003年)、「て」(2008年、2009年)、「投げられやすい石」(2011年)。