第5回受賞者

寺内小春
受賞者
寺内 小春(てらうちこはる)
受賞作品
「麗子の足」、「イキのいい奴」

「麗子の足」作品データ

放送日・放送局
1987年1月7日放送(TBS系)
脚本
寺内小春
演出
久世光彦
出演
田中裕子、永島敏行、森繁久彌、佐藤慶ほか

「イキのいい奴」作品データ

放送日・放送局
1987年1月7日~ 全10回放送(NHK)
脚本
寺内小春
演出
大原誠
出演
小林薫、金山一彦、藤奈津子、若山富三郎ほか
受賞の言葉
唯一の脚本賞を受賞して光栄です。これも家族の協力のたまもの。これから注目されて大変です。
授賞理由
女性作家らしい細やかで鮮烈な情感をにじませた優れた作品。
選考委員
大森幸男(放送評論家)/ 大山勝美(演出家)/ 久世光彦(演出家)/ 佐怒賀三夫(放送評論家)/ 寺島アキ子(作家)/ 早坂暁(作家)/ 山内久司(演出家)/ 和田勉(演出家)/ 桑野雅幸(弊社編集部)

受賞者プロフィール

生年
1931年10月18日
経歴

福島県立安達高校卒。
1931年、日本統治時代の京城(現・韓国ソウル)で生まれた旧外地生まれの日本人。終戦後、福島県で暮らす。その後上京し、22歳で結婚。子育てを終えた35歳の頃からシナリオ研究所に通う。宿題でコンクールに出したシナリオが次々と受賞。雑誌などに発表され、当時、講師だったTBSの大山勝美プロデューサーに認められプロのライターとなる。1972年、田宮二郎主演の「知らない同士」を書き、その後CBCの「華岡青洲の妻」で本格的なデビュー。NHK朝の連続テレビ小説「はね駒(こんま)」でギャラクシー賞を受賞。深く味わいのある安定した作風に定評があった。2010年5月12日、急性心筋梗塞のため死去。享年78。

【ドラマ】
「わたしはアキ(アキは火編に華)」、「人間万事塞翁が丙午」、「虞美人草」、「女の人差し指」(TBS)、「ひまわりの詩」(日本テレビ)、「おていちゃん」、「なっちゃんの写真館」(NHK)、「花迷宮」(フジテレビ)、「鬼ユリ校長、走る!」(関西テレビ)、「黄落」(テレビ東京)ほか