第35回向田邦子賞
mukouda kuniko award
第35回受賞者

- 受賞者
- 矢島 弘一(やじまこういち)
- 受賞作品
- 「毒島ゆり子のせきらら日記」
作品データ
- 放送日・放送局
- 2016年4月20日 ~ 6月22日放送(TBS)
- 脚本
- 矢島弘一
- プロデューサー
- 橋本梓、峠田浩
- 演出
- 坪井敏雄、大内舞子、村尾嘉昭
- 音楽
- パスカルズ
- 製作著作
- TBS
- 出演
- 前田敦子、新井浩文、渡辺大知、中村静香、八木将康、前田公輝、諸見里大介、今藤洋子、友川カズキ、山崎銀之丞、高木渉、橋爪淳、近藤芳正、片岡鶴太郎ほか
- 授賞理由
- 恋愛と政治に裏切りはつきものだと断じる若い女性政治記者を描いた「毒島ゆり子のせきらら日記」は、どっぷりと通俗的相対的世界に身を置きながら、絶対的なるものを求める現代の若者の心の渇きを軽妙につづった快作である。テンポの良い会話と笑える警句が絶妙であり、人物達に的確な存在感を与えている。そのエスプリに溢れた才筆に拍手を送り、向田邦子賞を贈る。
- 選考委員
- 池端俊策(第3回受賞者) / 冨川元文(第10回受賞者) / 大石静(第15回受賞者) / 岡田惠和(第20回受賞者) / 井上由美子(第25回受賞者)
受賞者プロフィール
- 生年
- 1975年
- 経歴
- 東京都出身。
2006年、劇団東京マハロを旗揚げし、主宰を務める。テレビドラマの脚本としては「ふるカフェ系ハルさんの休日」(2015年 NHK Eテレ)第2話を担当し、「毒島ゆり子のせきらら日記」(2016年 TBS)が初めての連続ドラマ脚本となる。舞台脚本としては、主宰する「東京マハロ」の舞台のほか、松竹映画「引き出しの中のラブレター」の舞台版脚本などがある。